早期学習のメリット!我が子をバイリンガルに育てるために

赤ちゃんは語学の天才!!

早期英語学習のメリットは、大人の私たちでは計り知れないものがあります。
少しでも英語教材などの購入を検討されるなどされているママは、聞いたことがあるかもしれませんがここでは赤ちゃんの脳の秘密について年齢にそって簡単に挙げてみますね。

  3歳までに脳の60%が形成
  5歳までに右脳と左脳が分かれる
  8歳で迎える臨界期
  2000時間がバイリンガルの目安
  忘れてはいけない重要なポイント!


3歳までに脳の60%が形成される


 まず赤ちゃんの脳についてですが、3歳までに成人の60%が形成されるって知ってましたか?
 【三つ子の魂百まで】
 ということわざにもあるとおり、幼少期に得たものは、かならず成長してからも意味のあるものとなります。

5歳までに右脳と左脳が分かれる


 私もこれをきいてびっくりしたんですが、赤ちゃんの脳って産まれたときはひとつって知っていましたか?実は赤ちゃんの脳は産まれたときはひとつで、5歳頃に「右脳」と「左脳」に分かれていくそうです。
語学についての能力ばかりでなく、音感や運動能力なども、5歳くらいまでにはじめるとすごく自然なカタチで身についていくというのは、こういった事実が前提で起こっています。

  小学校低学年位までに始めておかないと、理屈から入っていく年齢になってしまいます!そうなると勉強としての英語となってしまい、子供にとってもそれほど楽しいだけではすまなくなってきます。理屈なしに頭にしみ込む幼少期を逃さないようにして、年齢にあった環境を与えてあげるようにしましょう!!

8歳で迎える臨界期


 臨界期ってなんでしょう?子供達の自我が芽生えると同時に間違えたら恥ずかしいなどと思う気持ちがでてくる頃を臨界期と呼び、8・9歳くらいの頃をいいます。
 
 この時期子供達のなかには英語に接するのも嫌〜という子もでてくるかもしれませんが、ここをうまく越せるかどうかがひとつの課題になってきます。
さいわいうちにきてくれている生徒さんは英語が楽しいといってくれているので安心していますが、我が子に語学を!と考えているママには特に注意が必要な時です!!

 

2000時間がバイリンガルの目安


 英語を習得するまでに必要な学習時間の目安として
 通常会話程度であれば2000時間、完全に使いこなせるまでには5000時間が必要だと言われています。つまり普通に使いこなせる程度として、2000時間がバイリンガル育成の目安になってきます。
 一般的なカリキュラムを受けていれば、中学〜高校で約700時間、中学〜大学で1000時間は英語を学習すると言われているので、実際にそちらも考慮しながらある程度ママが我が子のことを把握しておくのもいいことだと思いますよ。

 ここではふたつ例を挙げてみますね。


 例えば、3歳から英語をはじめたAくん。

   3歳から小学6年生まで 週2時間
   中学・高校        週4時間
   オーストラリア研修    5日間
   サマーキャンプ       3週間 

 3歳からインターナショナルスクールに通ったBちゃん

   3歳〜5歳    幼稚園     毎日5時間
   小学1.2年生  英会話教室   週1時間 
   中学・高校             週3時間
              合計    3500時間
          

 ちなみに私自身の経験を通してみても、2000時間で通常の英会話程度は話せるようになるかどうか?と言う質問に対して、YES! と答えられます

 高校短大と英語を勉強していたにもかかわらず、ネイティブと話すときにはどきどきしながらカタコトのたどたどしい英語を使っていましけど、一年ポンッと海外へ放浪の旅にでかけると、たぶん7〜8ヶ月目には友達から「寝言が英語になってたよ」と言われ、9ヶ月頃には単語を探すのに、日本語より英語のほうが先に出てくるようになっていました。カナダはフランス語のあるバイリンガルの国なので、フランス語と日本語のランゲージエクスチェンジを英語を通しておこなっていたというのも原因だとはおもいますけど。  

 どれだけ英語を使える環境にあるか!というのも大切なポイントになると思いますよ!

私の場合一人旅でカナダ大陸を1ヵ月半かけて横断したり、その後ヨーロッパへ渡り、ヨーロッパ大陸を2ヵ月半ほど放浪していたり(そのうち1ヵ月半は各国から集まった約50人の若者と一台のバンに乗って旅をするというツアーに参加していたんですけど)そういう状況のなかで、自然と身についていったものだとおもっています。

 確かに英語が話せていたわけではないけど、「英語が話した!」というところに重点をおいていたわけではなくて、「もっといろんなものをみたりいろんな人たちと触れ合いたい!」というところに重点をおいていたのも良かったのかもしれませんね。事実、私が各国を旅している間ひとところにとどまってESL学校で英会話を勉強していた当時の友達たちはみんな旅から戻ったときに出会ったときその成長ぶりにかなり驚かれましたもん!!(笑)

 貪欲に!間違うことをおそれないのもポイントです!!

「I don't know what you mean.」 とか 「I don't understand what you said.」なんて言われただけでめげてしまいそうですよね。でもそれでは英語は上達しません!
私もしょっちゅう・・・というか今でも言われるときあります。(笑)
でもめげずにいろいろ言い方を変えながら自分の気持ちをなんとかわかってもらえるように努力します!!その姿勢が一番身につく最短方法ですよ!!

忘れてはいけない重要なポイント!


 ここで忘れてはいけない重要ポイント!!
 子供の英語習得のなかで特に気をつけたいのが、8.9歳ごろにやってくる臨界期ということは解ってもらえたでしょうか?実はこの臨界期っていうのはすご〜くくせものでして、例えば前の例で挙げたBちゃん!幼稚園からインターナショナルスクールに通い毎日5時間と言う英語漬けのなかで過ごしたにも関わらず、小学校3年にあがるときには英会話教室もやめてしまっていますよね!?実はこれって一番最悪なパターンなんです!!

 臨界期に英語に触れないことで起こること・・・

 実は臨界期以前の記憶が消去してしまって、実際に英語に触れた時間というものにはカウントされなくなってしまうんです・・・ 考えたら怖いですよね・・・
 Bちゃんの場合、英語に触れていた期間をトータルすると合計3500時間になるはずなんですが、実際カウントされるのは中学・高校で触れた700時間のみ。

このこともせっかく我が子に英語を!と考えてくれたママには是非覚えておいていただきたい!この時期難しい時期ではあるけど、どんなカタチであっても是非英語に触れられる環境を心がけてあげてくださいね!





ちなみに私の知人に、台湾人と日本人のハーフで現在カナダに住んでいるという方がいますが彼は現在13ヶ国語を難なく話します。私の友人にも2カ国はもちろん、3ヶ国語を話す人も少なくありません。

なぜ日本を離れるとこのようなことが自然に起こっているのでしょうか?
それは一言に、【環境】の違いなんです!!

日本は孤島です。しかも今のところ移民を推奨している国ではありません。産まれて育つ自然な環境の中に他国語が入ってくることはあまりないんです。そんな環境は、陸続きで言語が変わる欧州などに住んでいる友達とはまるで違うところです。

赤ちゃんは自分で環境を選ぶことはできません。

今この時期を逃さず、成長したわが子に 『ありがとう』 といわれるような環境をあたえてあげましょうね♪